Member
対談メンバー
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吉見社長
代表取締役
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Iさん
第二製造部
(溶接)
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Yさん
第一製造部
(設計)
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Fさん
第一製造部
(生産管理)
Q.
お互い、はじめて会った時の印象は?
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Iさん
面接ってもっと堅苦しくて、真顔で圧迫感があるのかなって思っていたんですけど、吉見社長は最初から笑顔で話しかけてくださって、とても話しやすい方だと感じました。面接というより、楽しく会話をしているような感覚でしたね。
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吉見社長
Iさんが来たときは、まったく違う業界からの応募だったので、正直ちょっと不安もあったんだよね。でも話していくうちに、「モノづくりや技術を学びたい」っていう意志がすごく伝わってきて、「あ、これなら大丈夫だな」って思った。
中古車の営業をしていたっていう話も面白くて、「営業はどう?」って聞いたら、「溶接がやりたいです」と、はっきり言ってくれたよね。
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Iさん
会社見学をさせていただいた時から溶接に興味があったので、そうお伝えしたのですが、本当に溶接部署へ配属していただいたので、ありがたかったです。でも、どうして初心者の私を溶接に配属していただいたのですか?
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吉見社長
うちでやった適性検査の結果を見ても、やっぱり製造系が向いているんじゃないかと思ったし、溶接に対する興味や、モノづくりを楽しみたいという気持ちが伝わってきたのが大きかったかな。
30代前半って、技術を身に付けるのにはちょうどいい時期だし、今こそチャレンジするタイミングだと思ったんだよね。
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吉見社長
Fさんはどんな印象だった?
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Fさん
最初の印象ですか? 正直、緊張しててあまり覚えていないんですよね(笑)。でも、社長の笑顔がすごく印象に残っています。
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吉見社長
ありがとう(笑)。Fさんは実家が遠くて、長野県に引っ越してきたタイミングで仕事を探してたんだよね?
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Fさん
そうなんです。もともと北海道に住んでいたのですが、お付き合いしている方が信州にいたので、思い切って移住しました。
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吉見社長
Yさんはもう何年目になるんだっけ?
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Yさん
私はもう3年…4年目ですかね。
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吉見社長
そうだよね。今はネスティング(製品の最適配置を行う工程)をやっているけど、最初は現場だったよね?
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Yさん
そうですね。でも、毎日肌が痒くなってしまって、皮膚科に行ったら金属アレルギーって診断されました。
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吉見社長
それで、金属に触れないネスティングの工程に移ったんだよね。最初にYさんに会ったときは、すごく穏やかな人だなって思ったよ。
それに、下の名前が「あみ」さんだったから、「えっ、PUFFYのあみちゃん!?」って思っちゃって(笑)。
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Yさん
実は名前の由来、本当にPUFFYなんです(笑)。
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吉見社長
えっ、本当に? 当たってたんだ(笑)。
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Yさん
はい(笑)。それから、社長のことをすごく若い方だなって思っていました。社長って60代とか70代のイメージだったので、びっくりしました。でも、そのときに「将来こういう会社にしていきたい」とか、「新しい工場をどんどん建てていきたい」 っていう話を聞いて、それが入社の決め手になったんです。
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吉見社長
そうだったんだね、ありがとう。なんでその話が決め手になったの?
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Yさん
新しい工場って、なんだかワクワクするなって思ったんです。仕事に行くのがもっと楽しみになりそうだなって。
実際、昨年東御工場が建てられた時もワクワクしました。
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吉見社長
東御工場の新設のとき、手伝いに来てくれたもんね。あれ、本当に嬉しかったよ。忙しい部署もある中で、そうやって手伝ってくれる社員がいるのはありがたいし、「住宅展示場みたいに内覧会をやってみよう!」っていう企画も、みんなでアイデアを出してくれたんだよね。そういうのも、うちのモノづくりのスタイルのひとつなんだよね。
Q.
みんな、製造業ってどんなイメージだった?
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吉見社長
みんなは当時、製造業にどんなイメージを持っていた?
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Fさん
前職がお米の工場だったので、それが自分の中での「製造業」のイメージでした。すべてがアナログで、昔ながらのやり方というか…。でも吉見鈑金に来てみたら、システムが導入されていて、すごく新鮮でした。仕事もしやすくて驚きましたね。
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Iさん
僕は正直、製造業って「暑くて、重い物を持って、同じ作業の繰り返しで飽きちゃう」ってイメージがありました。
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Yさん
私も「3K」ってよく言われる、キツイ・汚い・危険、みたいな印象が強かったです。でも実際に働いてみると、危険なところはみんなで指摘し合って、改善していく文化がありますし、掃除も毎日徹底されていて、そのギャップに驚きました。
他の会社は分からないけど、ここは本当に清潔で、安心して働けるなって思いました。
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吉見社長
わかる、わかる。私も子どもの頃は、まさにそういうイメージを持ってたからこそ、「製造業のイメージを変えていきたい」と思ってここまでやってきたんだよね。実際、働いてみてイメージは変わった?
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Iさん
重いものは確かにありますけど、複数人で持つようになっていて、身体への負担は少ないです。それに空調も効いているので、夏場でもうだるような暑さはないです。
毎日違う製品を製作しているので、単調さもなくて、飽きることはないですね。今は毎日楽しく出勤できています。
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Fさん
前に勤めていた工場は正直、かなり汚れていたんですが、吉見鈑金は整理整頓が行き届いていて、物の場所もすぐにわかるのがすごく良いです。あと、個人的に驚いたのは音楽が流れていること!前職では、機械音しかなかったので…。
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Yさん
私も見学の時に思いました。「きつい仕事なんだろうな」と思っていたんですけど、実際に働いている皆さんの顔がすごく穏やかで楽しそうだったんですよね。
それに、社長が「製造業をテーマパークにしたい」ってお話されていたのがすごく印象的で。社員が楽しく働ける職場づくりに本気で取り組んでるんだなって感じました。
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吉見社長
そう言ってもらえると嬉しいな。これからも、みんなで「楽しく働ける製造業」っていう新しいイメージをつくっていけたらと思っています。
Q.
若手社員から吉見社長への質問
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Iさん
経営者って、「何年後までにこれを達成する」っていう目標を立てて、そこから逆算して動くって聞いたことがあるんですけど、社長もそういう感じなんですか?
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吉見社長
うんうん、私もけっこう目標立てて動くタイプだよ。特にね、人と会うことをすごく大事にしてて。いろんな会合に顔出したり、異業種の人と話す機会を自分からつくるようにしてるんだ。
東京の赤坂にある議員会館に呼ばれて行ったこともあるよ(笑)。中小企業の代表としてカーボンニュートラルの話をしたりもしたんだけど、最初はそういうの正直ちょっと苦手だったんだよね〜。
でも、やっぱり動かないと何も変わらないなって思って。自分で目標決めて、そこに向かってどんどん動くようにしてるんだ。
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Iさん
そうなんですね!そうやって人と会うようになったのって、いつ頃からなんですか?
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吉見社長
たしか35歳のときかな。もう16年前になるね。
それまではわりと人見知りで、あんまり人前でしゃべるの得意じゃなかったんだ。でもね、いろんな人と話してるうちに、「自分の考えをちゃんと伝える」ってすごく大事だなって思うようになった。
実際、話してみると学べることって本当に多いし。
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Iさん
人とのご縁も、そういう場に出ていく中で生まれてきたんですね。
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吉見社長
そう、人と会うことで、物事を判断する材料が増えるし、たとえ失敗しても、それが経験として自分の中に蓄積されていくんだよね。若い人の意見から学ぶことも多いし、こうして対談をしてる時間も、私にとってはすごく大切な学びの機会なんだ。
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Yさん
社長は今でも勉強されてるんですか?
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吉見社長
今でももちろん勉強は続けているよ。ビジネス書を読むこともあるけど、一番の学びは「人の話を聞くこと」かな。
とくに、実際に苦労された方の話は、本当に参考になるんだ。
話を聞くときは、ただ聞くだけじゃなくて、ちゃんと相手に向き合って頷きながら聴くようにしてるよ。
銀行との付き合い方や、会社が倒産寸前になった話、M&Aのリアルな体験など、生きた話を聞くことで得られる学びは大きいね。
あとはYouTubeも活用してるよ。意外と学べるコンテンツが多いんだ。
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Fさん
全然話変わっちゃうんですけど、社長の奥さんってどんなお仕事されてるんですか?
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吉見社長
うちの奥さん? 看護師さんだよ。前は小児科で働いてたけど、今は学校で予防接種とかを担当してる
結構サバサバしてて、お互いあんまり干渉しない感じ。自由にやってるね(笑)。